アニメ『キングダム シーズン4』のあらすじをご紹介!!映画の内容もふまえて総復習!

『キングダム』ってどんな話?

舞台にしているのは、紀元前の古代中国の春秋戦国時代です。主人公である少年・李信(以下、信)は身寄りのない戦争孤児ですが、後の始皇帝となる嬴政(えいせい)(以下、政)と運命の出会いを果たし、「天下の大将軍」という夢を胸に戦場に繰り出していき、戦場でのあらゆる出会いや別れにより信の意志や武力が成長していく歴史大河漫画です。

また、『キングダム』には司馬尚や呂不韋、趙括などのキャラクターが登場しますが、『三国志』では、彼らの末裔が登場します。実は『三国志』とかかわりのある作品であり、『キングダム』は『三国志』の400年ほど前の話なのです。

さらに、『三国志』では『キングダム』の主人公である信の末裔である詩仙の李白や、飛将軍の李広、唐の皇帝である李淵李世民などが登場したり、信の息子の李超は、前漢劉邦が建てた国)で大将軍になるなど中華に大きな影響を与え、大活躍します。『キングダム』で信が誰と結ばれるのかも気になりますね。

記事の目的

2020年放送を開始したアニメ3期では、羌瘣(きょうかい)が飛信隊へと再び合流する場面で終了しました。これは原作漫画の34巻の途中まで描かれたことになります。話数にすると360話と大変多くの話が盛り込まれています。

今回は『キングダム』シリーズについておさらいしつつ、第4シリーズでは原作のどこまで話が続くのか考察していきます。

物語の始まり

『キングダム 第一シリーズ』全編では、信と幼馴染の漂との絆の深さ、そして政との出会いにより、信の夢である「天下の大将軍」に向けての意志がより強まった回です。

戦争で家族を亡くしてしまい村長の村で奴隷として生活をしていた主人公の信と漂でしたが、国境付近で起きた戦を見て、生きる未来は「天下の大将軍」になることだと誓い合いました。漂と剣術の練習をしている最中に昌文君が漂に目をつけ、王宮に招かれることになります。

一方、信は王宮に招かれず漂と離れることになります。信は、漂の剣術が見込まれて王宮に出迎えられたのだと思い剣術を磨くため修行をし続けます。しかし、漂が招かれた目的は、秦国の王太子である政の命を守るため影武者にさせることでした。

信は、生き延びるため王宮から避難してきた政に会うまでその事実を知ることはありませんでした。現実をすぐに受け止められないながらも秦国の王宮の現状を知り、秦国の王弟である成蟜(せいきょう)から秦国を取り返すことを目標にして河了貂(かりょうてん)や楊端和(ようたんわ)などを仲間に入れ、秦国を取り返しました。

これまでの話は原作やアニメ、実写版映画で放送された内容です。

アニメ第一シリーズの後編(16話~)は今年の夏に実写版映画で放送される内容になっています。

無事、王宮を取り戻した秦と政はそれぞれのゆめに向かって走り出します。信は、王宮を取り戻した際に登場した、六大将軍(秦国最強の大将軍6人)のうちの一人である王騎のもとに修行を申し込みに行きます。しかし、修行をする前に大きな戦争が起こり、信もその戦争に参加することになります。信はその戦争でどのように活躍するのか、また戦争が終わった後に王騎のもとで修業を受けることができるのかが見所です。

アニメ第2シリーズ(※ここからは実写版映画後の話の内容になっています。ネタバレにご注意ください)

原作では17巻~23巻までの話になります。大きな戦争に負け、大量の戦死者を出してしまった秦国。結果として隣国である趙や漢、魏などからの進軍を受け止める状況になってしまうが呂不韋の転機により、趙国と一時の同盟を結ぶび、それによって魏国を攻めることに集中します。また、秦国の実権は呂不韋のものとなり政の母親である太后と内通していることがわかります。しかし、政も信も自らの夢への意志を曲げることはなく、時に周りに助けられながら成長していきます。

2つの話が同時進行していて、信と政の別々のストーリーを見れるのもこの作品の魅力だと感じます。

また、魏国との戦争では300人将の隊長の三人のやりとりも見どころです。飛信隊の信や玉鳳隊の王賁(おうほん)、楽華隊の蒙恬(もうてん)らは、自らの戦果しか考えていなかったが、大きな壁にぶつかることでお互いの長所を生かしながら協力して戦うシーンはとても感動します。

さらに、王騎を倒した李牧は軍師としての戦術だけでなく武力も人並みではないことが判明します。魏国との戦争で一時の別れを告げた羌瘣(きょうかい)と再び会うのはいつになるのか、また李牧の動きに新たな戦争が始まる予感のするところで第2シリーズが終わります。

第3シリーズ

原作では24巻~34巻の途中まで描かれました。

様々な試練を乗り越えてきて成長してきた信ですが、やっと千人将まで上り詰めることができます。大将軍になるにはもっともっと武功を挙げなくてはいけませんから、名のある武将を倒さなければいけません。

そして合従軍(がっしょうぐん)とは斉以外の4つの国がまとめて秦を滅ぼそうと向かってくる大きな戦い(函谷関の戦い)です。

絶体絶命の状況に追い込まれた秦国はどうなってしまうのか?手に汗握る長い戦いがこの合従軍編です。

第4シリーズの話の内容

原作では

33 – 34巻 : 幕間

34 – 35巻 : 王弟謀反編

36巻 – 37巻 : 著雍攻略編

37巻 – 40巻 : 嬴政加冠編~嫪毐の乱

と分かれていて40巻までが話の内容になると思います。 また、第4シリーズでは羌瘣(きょうかい)も登場し、飛信隊の勢力は格段に増します。千人将となった信のこれからの成長が楽しみですね。また、その2人の進展や秦国に新たな存在が生まれるなど第4シリーズも盛りだくさん! NHK総合で1クール、2クールの連続放送となっています。 毎週土曜日の24:00に放送中ですので気になった方、見てみたい方はぜひご視聴ください。